2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

31日、金曜。

朝。気温は高めだが、雨が残る。ハロウィーンの日なのでちょっと気がかり。10月中旬あたりから、あちこちの家で玄関先にジャック・オー・ランタンが置かれたり、おばけやら海賊やらの飾り付けがではじめたり、と徐々に盛り上がってきていたぶん、いざという…

30日、木曜。

猛烈に寒い朝。暖房を入れてみる。冷え切っていた室内がじょじょに暖かくなって、コーヒーなんか飲みながら寒そうな外の景色をながめていると「ざまあみろ、おれはあったかいぞ。生きててよかったなあ」という気分になってくる。(冬場に喫茶店なんかから外…

29日、水曜。

朝。霧だらけで今日も寒い。「もう夏の気温には戻りませんよ」と、とどめをさされた気分。午前。あまりの運動不足でなんというか酸欠気味。ふと思いたって大学のプールにでかけてみる。案内によると、キャンパス内に全部で4箇所プールがあるらしいのだが、さ…

28日、火曜。

Naive Realism関係を続いて調べる。McDowellとか(とくに)Putnamとか、この陣営の大御所というのはもはや相手にされてない感じなんだろうか。80~90年代に発表された代表的な論文はともかく、2000年を越えた日付で発表された彼らの文献は、極端に論じられる…

27日、月曜。

朝。寒い。一気に晩秋から冬の気温。週末の夏みたいな日差しはなんだったんだ。午前。Action in PerceptionのBook Symposium。面白いな。なるほど、こういう切り口があるのか、という。いや、頭のいい人がいてくれてよかった、などとと思っている場合ではな…

26日、日曜。

朝。妙な夢をみて目覚める。ふだんは夢の内容など覚えていないのだが、今日のぶんだけはなぜだか記憶が鮮明。たぶん関哲かなにかの発表会場にいたのだが、いきなり控え室のようなところに連れていかれてこういわれた。* * * * *司会者:いまから十五分…

25日、土曜。

今日も書類書き。大きいものはほぼ終わり。ふだん使っているものとは書式と違っていて、おまけにこれまで要求されたことのない記述項目があったりするものだからけっこう大変だった。ここまでの内容を要求される書式って、もう少し先の段階に進んでからとい…

24日、金曜。

朝。暑い。暑すぎる。ここ何日か極端なインディアン・サマーで、今日も気温は80度を越えるという予報。空気も植物もからからで、おまけに強い風が吹くようになっているものだから、山火事が本気で心配。実際、1997年にバークレー・ヒルズ一帯で大規模な山火…

23日、木曜。

午後。Noeはベルリンに出かけたとかでセミナーは休講。夕方からコロキアム。スピーカーはNYUのSharon Streetという人。お題はIn Defence of Future Tuesday Indifference。タイトルをみた瞬間にちょっとうんざりしかけたのだが、またぞろ「メタ倫理」という…

22日、水曜。

朝。むかし書いた「研究計画」というものを掘り出して読み返してみる。なかなか壮大なことをやるつもりでいたらしい。お昼。大学でガムランという楽器の演奏を聴く。ジャワとかバリの民族音楽らしいのだが、どこか違う場所に出かけたような不思議な気分にさ…

21日、火曜。

朝。とある件が今日で"34"をカウントする。わがままをいう話でもないし、さしあたりいろんな人に感謝してみる。眼が覚めて時計をみたら5:55だったのがなんとなく嬉しい。午前。せっせと某書類書きにつとめる。思い立ったが吉日、こういう作業は一気にや…

20日、月曜。

朝。寒い。冬の気温。午前。某原稿の校正作業。どっちかというと続きが書きたい。午後。新聞をぱらぱらめくっていたら、ポール・クルーグマンがノーベル経済学賞を受賞、という記事をみつける。とっくにとってるものだとばかり思い込んでいたので、いまごろ…

19日、日曜。

公園のなかを歩いていたところ、ホームレスの二人組みがじゃれあって遊んでいるのが目についた。ふとしたひょうしに、片方がもう一人のほうにぶつかって、「カート」(毛布とかラジカセとか空き缶とかが積み込んである)のうえにのっていたピザが芝生のうえ…

18日、土曜。

朝。サンフランシスコまで。「対岸の乾燥っぷりはなんなんだ」というくらい霧だらけで気温が低い。ぶるぶる。午後。ごろごろしながらもらってきた日系新聞を読む。「日本人4人がノーベル賞を受賞」という記事が大々的に報道されているのだが、なんだかちょっ…

17日、金曜。

朝。今日もいわゆるインディアン・サマー。そらあ山火事も起るだろう、というくらい空気も地面も乾燥している。霧はどこへいった?午前。しばらく授業はやめにして、自分のことに専念しようと決める。ウィリアムズの新しい論文集から、さしあたって書くもの…

16日、木曜。

午後。Noeセミナー。グッドマンの芸術論から、真作と贋作の区別を論じるところの検討。Alva自身の新しい立場を展開するというよりは、グッドマンの議論を調べながら面白い話が引き出せないかみんなで考えてみよう、というような雰囲気。もう一人、Alex Nagel…

15日、水曜。

午前。学校までは出かけたものの、授業はパスして図書館のコーヒーコーナーでこつこつと自分の作業。・・・をしていたら、お昼前に後ろの席から聞きなれたスコットランドなまりの会話がそれとなく聞こえてくる。あら、このしゃべり方は、と思って振り向くと…

14日、火曜。

「読むべきもの」リストを作ってみたもののまったく進まない。心理的に負担になってきたし、今日は自発的にひきこもって片付けられるぶんを一気に終えてしまう。無理やりな感じもするけれど、自分の好きなように時間を使えただけでもずいぶん気が楽になった…

13日、月曜。

なんちゅうか、だめ。もうちょっとまとめて時間がとれるといいんだが。いや、こういうときは細切れでもできる仕事から片付ければいいんだな。

12日、日曜。

午前中はゆっくり。午後。Vallejoの知り合い宅まで夕食会にでかける。車で30分ほど、閑静な住宅街というのを通り越して、むしろニワトリがそのへんを堂々と闊歩する田舎。読んでくれたのはむかし名古屋で6年ほどインターナショナル・スクールの先生をしてい…

11日、土曜。

朝。サンフランシスコまで。気味が悪いほど道がすいている。20分か25分ほどで着いてしまった。ツイン・ピークスなど回りつつ時間をつぶして、午後からFleet Weekというのを見物にでかける。毎年この時期になるとやってくる海軍のお祭りで、一番の売り物はBlu…

10日、金曜。

午前。たまりぎみの用事をちょこまかと片付ける。知らないあいだに一大事が発生しかけていたようなのだが、知らないあいだに収まっていた模様。お昼。気になる件があったのだが、調べてみるとちょっと難しそう。あまり深入りはしないほうがいいんだろうな。―…

9日、木曜。

Noeセミナー。perceptual expectationを破るような芸術作品の解釈を通して、"backgrund disruption"という形で先週導入した概念枠組みの有効性を試してみようという話。身体感覚に照らしあわせるとどうしてもありえない構図の写真とか、奇妙な比率で形が歪ん…

8日、水曜。

午前中は授業。キャンベルはエバンズの"The causal theory of names"。WallaceはDavid Lewisの"Are we free to break the laws?"。午後。わけあって自分がむかし書いたものを読み返してみる。いまだったらこういう書き方はしないのだが、という個所ばかりが…

7日、火曜。

午前。いまさらの書類仕事少々。午後。ネッド・ブロック二日目。"Consciousness and Accessiblity"。今日も具体例がたくさん。脳の特定部位に損傷を受けた患者について、目のまえの対象の存在が視覚的情報としては受け取られている(脳内のある場所が損傷の…

6日、月曜。

昨晩は夜更かししてしまった。寝不足で頭がボーーっとしている。今日はなにやってもダメそうな予感。午後。2008年度Tawnsend Lecture初日。今年はNed Block。「痛みをもつこと」と「痛みをもつと考える」というawareness/consciousnessの階層について、Sosa…

5日、日曜。

午前。引き続きBlock。文章の書き方なんかが、半分理系の人なんだろうな。こういうタイプのものを読んでいると、カントとかヘーゲルとか、「なんでこんなに苦労しながら読まなきゃいけないんだ」という気がして古典の世界には戻りたくなくなってきてしまう。…

4日、土曜。

朝。雨でも降りだしそうな空模様。午前。来週からの予習を含めてNed Block。参考にどうぞ、とペーパーを配ってくれたのだが、よくみたら定価40ドルと値段がついている。ときどき、個人のサイトでも電子ジャーナルに公表されたバージョンのファイルをそのま…

3日、金曜。

朝。授業は休んで部屋を掃除したりたまりきったメールの処理をしたり。午前。日本で、「応用哲学会」というのができたらしい。(某さんが「学会設立の手伝いをやってます」といってたのはこれのことだったんだな。)世話人というか、幹部メンバーのリストを…

2日、木曜。

午前。引き続き改定作業に励む。そろそろいいんじゃないかという気がしてきた。お昼。決断。これにて打ち止め。午後。Noeセミナー。今日からは「芸術作品の志向性」がテーマ。「みる」というわれわれの行為は、最初からすみずみまでフォーカスのあった高解像…