30日、木曜。

猛烈に寒い朝。暖房を入れてみる。

冷え切っていた室内がじょじょに暖かくなって、コーヒーなんか飲みながら寒そうな外の景色をながめていると「ざまあみろ、おれはあったかいぞ。生きててよかったなあ」という気分になってくる。(冬場に喫茶店なんかから外を歩くひとびとをみているときがとくにそう。)

われながらスケールの小さい話だな、とは思うのだが、妙なもので、逆のパターン(夏場に冷房のきいた室内から暑そうな外を眺めているときなど)だと「エネルギーを浪費しやがって! おまえみたいなのが環境破壊の原因なんだぞ!」と罪悪感を感じてしまう。

冷静に考えてみれば、使ってるエネルギー量に違いはないと思うんだが。

習慣の問題なんだろうな。

午後。本格的に雨が降り出す。

もうすぐ11月だもんな。