腹にすえかねて一人たたきだす。
きつすぎるかとも思うけれど、「人を馬鹿にしてる」としか判断できないタイミングでああいうことをする人間を許してはいかん。
あらかじめの警告はしてあったわけだし。
こういう連中というのは、危険察知能力というか危機回避能力というか、そのへんがどっか欠落してるんだよな。
礼儀がどうのこうのというより、むしろそのへんの生物としての基本的な反応の鈍さに私はいらつくのかもしれない。
いかにも「噴火直前です」的オーラを出してる火山には近づかんだろう、ふつう。
お昼。まださっきの不愉快をひきずっている。
共通教育の授業はこれがいやなんだな。
どうせ「誰でもない人間」として「二度と顔をあわすことのない教員」の話を聞いてるだけだけから、「私は好きにやりますけどなにか文句ありますか」的空気があたりまえのように流れてしまう。
専門でも、大人数の講義科目だと事情は同じなわけだけれど。
全員の顔みながら授業しようと思うと30人が限界だよな。実際。
小学校なんかはそのくらいの人数を目標にしてるわけか。
午後。えっさほいさと明日の準備。
夜。いただきもののミズキシゲルな妖怪焼酎を開ける。
♪おばけにゃがっこうもお~ 試験もなんにもないっ! と。
私も妖怪になりたい。