12日、金曜

インディアナ三日目。

 

寒い朝。秋を通り越していきなり冬になった感じ。

 

午前のkeynoteを聞いていると、隣の席に遅刻してきたサールが座る。

 

お元気そうで。

 

でも、人の発表聞かずにコーヒー飲みながらガサガサ新聞読んでるのはどうかと思いますよ。

 

お昼。ようやく頭が動き始めたというか、なんとなく時差ボケは治ってきた感じ。

 

これならなんとかなるか。

 

Brian Epstein(あいかわらずすごい名前だ)の「社会的種の概念を反ミリカン的に再構築する」みたいなの話が面白い。

 

新しく本になるんだとか。

 

夜は懇親会。

 

先月末、インディアナ出身の某さんに「ブルーミントンでおすすめのお店とかありますか?」と聞いて、「アフガン料理は絶対だよ」と言われていたまさにそのお店。

 

地元の人の情報というのはあてになるもんだ。

 

同席した人々といろいろ話す。

 

「応用哲学ってのは俺が始めたんだよ」とかいう怪しげなおっさんに、「日本だと、ホッカイドーのSゾーをお前は知ってるか」とかいきなりつっこまれて予想もしてなかったゴシップ話になったり。

 

あるいは、デンマークから来たフィンランド人と話すうち、「自分が今いるとこのプロジェクト・リーダーはJohanna Seibtだよ」とか、「ロボット哲学をやってるんだけど、こないだ自分のところで国際会議をやって、日本からやってきたK田さんに会ったよ」とか。

 

世界は狭すぎます。

 

懇親会終了後、院生さんたちから「哲学の学生が集ってるかから二次会行かないか?」というお誘い。

 

正直しんどいのだけれど、せっかくの機会だし頑張って付き合ってみる。

 

会場は哲学の学生さんたちが毎晩集まるという近場のパブ。

 

つい最近までここにいた後輩の某くんの話をふってみたのだが、なぜだか誰も彼のことを知らない。

 

聞いてみると、どうやら、「インディアナは哲学と科哲・科学史が別の学科になっていて、しかも両方のあいだであんまり交流がないものだから、もしその人が科哲のほうの所属だったらわたしたちにはわからない」ということらしい。

 

なるほど。

 

K池さんとかM上さんとかはさすがに古すぎて(?)名前を出すのがはばかられた)

 

優秀な後輩と比べられることがなくてちょっとほっとした気分。

 

深夜。頑張ったのだけど二時間ほどで限界を感じて離脱。