結局寝付けずじまい。
夜中にごそごそと起きだして積み残していた仕事を片付ける。
朝。窓を開けると大雨。というかもはや嵐。
しょうがないし、覚悟を決めてホテル向かいのバス停に向かう。
幸い、ホテルからバス停まではちょっとの距離で、10分ほどで バスも到着。
「やれやれ、それほど濡れずに済んだか」と一息つきつつバスに乗り込むと、なんとバスの車内がまさかの雨漏り。
傘もってたらバスの車内でもさしてたんじゃないかと思う。
(まわりのお客さんが、まるで動じずに電話したり寝たりしていたのはさすが。)
一時間ほどで空港に到着。
予約してあったレンタカー会社を探すのだが、なかなかみつからない。
なんとなく、「レンタカー会社のカウンターが空港内にあって、そこでいろいろ手続きをして」みたいなのを想像していたのだが、実際には専用のシャトルバスで会社の敷地まで移動して、そこで車を受け取る仕組みになってるらしい。
・・・したのだが、シカゴの道路が複雑すぎてあっという間に迷子になる。
「いまだ、このなんちゃらストリートを左折するのだ」と思ったらいきなりワイパーがグリグリ動いたり、雨が強くなって「いかん、ワイパーを強くしなければ」と思ったら当然のようにウィンカーがちかちかしたり。
いい加減泣きたくなる。
午後。苦労しながらもなんとか目的地に到着。
「このペースなら16時には着くだろうし、15時開始のキーノート(スピーカーはなんと82歳になった御大サール)なら後半は聞けるだろう」と思っていたのが、到着したらなぜだかすでに現地時間で「17時」。
車で移動できる程度の距離だし、横よりは縦に動く行程だしでまったく気にしていなかった。
ぎゃふん。
夕方。気を撮り直して、ホテルにチェックインしてからShared Agencyをテーマにしたブラットマン特集のシンポジウム。
何列か前になつかしいサールの後頭部がみえる。
夜。テレビをつけると、「このへん一帯に雷雨警報が発令中」とかで、数十分おきに緊急警報が流れている。
空がピカピカ光ってなんだか不気味というか前途多難な印象。