12日、土曜。

明け方にかなり大きく揺れる。

県北部で震度6強。

速報をみると、余震ではなく、東北の地震に誘発されて断層が動いた可能性があるということ。

朝。後期試験は予定通り実施。

受験生にとってはこれも人生の一大事だもんな。

午後。試験開始。

やはり受験率はかなり低め。

遅刻者用に一時間遅らせた時間割を準備して、来週にもう一回追試験をやる、という対応。

被災地の人には何の足しにもならんだろうが、

夕方。95年の震災に比べると、ネット上の情報インフラが整備されてるのはせめてもの救いなんだろうか。

「節電にご協力ください」の馬鹿メールが広がるのはそれだけ善意の人が多いからなんだ、と考えたい。

近縁の人が岩手の海岸沿いに家(幸いふだんは無人)をもっていたのだが、やはり流されてしまったということ。

「誰も住んでなかったからよかったよ」とはいうものの。

夜。テレビつけてるのも辛いんだが、画面を消すと「みたくないものから目を背けて逃げてるだけじゃないか」という気分になる。

何もできないのなら、せめて何が起こってるのかくらいは知っておくべきじゃないのか、と。

われながら情けない自己欺瞞だと思う。