20日、日曜。

単調ロボット系業務の二日目。
 
「膨大な人とお金がこの2日間にむけて動く、経済的にも大きな事業なのだから」と自分に言い聞かせて会場入り。
 
受験生たちの真剣な顔つきをみて「事故のないように精一杯つとめますです」と気持ちを改める。
 
夕方。ようやくのことで最終科目。
 
「そんなやつおるはずなかろうや」と思っても、「今日、この試験から最初に受ける人は写真票を…」と言わなければならない。
 
同じセリフを繰り返し聞いてる側の受験生はどう思ってるんだろうか?
 
「お仕事ご苦労さまです」と流してくれてればいいけれど、「この人まっとうな判断力の持ち主なんだろうか?」とか、「こんな人が試験監督しててだいじょうぶ?」とか、不安に思っている子がいてもありだと思う。
 
「ひたすら同じ作業を繰り返させられる」という点では受ける方も同じだわな。

科目は変わっても、「延々と問題を解いてマークシートに記入する」なんて作業をまる2日間続けるのは、それだけでけっこう大変なことだと思う。

つくづく、この試験は(純然たる学力だけでなく)忍耐力と(制度と言うものに対する)忠誠心が試される試験でもあるのだよなあ、と。

アメリカなりでやったら、試験中に「ぼくもう帰ります」とかいって退出する人間が続出するんじゃないだろうか。

夜は9時ごろキャンパスに帰着。
 
せめて明日が休みならいいんだけれど。