29日、金曜。

朝。サリンジャーが死んだらしい。

直接影響を受けた世代でもないし、あまり感慨を受けたりはしないのだけれど。

三浦雅士さんが柄谷行人を読んで、「同時代人をみつけた!」と感動したとかなんとか、という話があるけれど、私にとっての「同時代人」というのは誰なんだろうな。本当に。

坂部恵先生なんかでも、「自分の一番思い入れのある人を直接に論じるのははばかられるから、カントなんかをやってみた」といってたりするんだが、そこまで思い入れのできる作家なりがいないというのも寂しいもんだな、という気がする。

なにごとにもほどほどにしか突っ込めない、私の性分に原因があるのかもしれないけれど。

午前中に試験ひとつ。

午後はひきつづき調べもの。