10日、日曜。

さらに気温が上昇する。

話のタネになれば、とごろごろしながら『現代思想としてのギリシア哲学』。

「否定弁証法」の原型をソクラテス以前にみたり、「洞窟の比喩」を地で行く当時の宗教儀礼イデア論との絡み合いでもつ意味について解説が書かれていたり。

面白いっちゃ面白いんだが、「それが全部」だったらだれもソクラテスプラトンをここまで熱心に読もうとは思わんだろう。

相手がでかいからこそ、変化球が通用する次元の話だわな。本人も、「挑発に乗ってくる人がいればそれでオーケー」くらいの気持ちで書いてるんだろうし。

「まるでスローターダイク」とかいったら怒られるんだろうか。

いずれにしても、ソクラテスのソの字も、プラトンのプの字も知らない学生さんたち相手にできる話ではない。

正攻法でいきましょう。

夕方。暑くなってきたし、暑気払いに料理。