4日、水曜。

午前。ちょいと人前で話すのでその準備など。

お昼。なんだか、最近、トウモロコシばっかり食べている気がする。

夕方。とある集まりにお呼ばれ。どでかい風呂敷を広げて一時間ほど話す。

いわゆる「哲学」の集まりではなかったのだが、こういう場所にくると、ジェネラリストであることというか、幅広く話の引き出しを準備しておくことも大事なんだな、と思わされる。

呼んでもらった以上はお客さんに満足してもらえる話をする、というのは最低限の仁義というか礼儀なんだろうし。

授業でしゃべるときでも、原則的には同じ話なんだよな。

大学院哲学科で専門の院生だけを相手にするのならともかく、「"philosophy"を『心理学』と訳してなにが悪いのかよくわかりません!」と、言い張る学生さんたちをひきつけておくだけの内容はつねに確保しておかなくちゃいけないわけで。

ふむ。

もともと、ほんものの古典だけから充分なスピードで充分な量の知識を吸収していけるだけの頭と根性は持ち合わせていないわけだし、ふだんからある程度は多読・濫読して情報のストックを貯めておく、というのもひとつの仕事ではあるんだよな。

ただ、まあ、いまそれができるかといわれるとちょっと難しいんだけれど。