15日、火曜。

午前。保険関係の手続きであちこちと電話。

どこに話をしても要を得ない返事ばかり。

ここの病院と保険会社は、たまたま同じ病院にいっていた知り合いの住所に、私たちの名前でかれらのぶんの請求書を送りつけた、といういわくつきのところ。なんの根拠もなくclaimをrejectしてきたりするらしいし、ちょっと注意してかからないと。

途中、工事会社の人がきて昨日二時間かけても終わらなかった仕事が文字通り三十秒で片付く。

保険のほうは、単純な事務処理のミスで書類が宙に浮いている(適切なIDがlocateできてない)だけとしか思えないのだが、どこもかしこも「自分とこはちゃんとやってますから。先方に聞いてください」みたいな返事ばかり。

さすがに腹がたってきたので、「こちらの問題ではないですから、そちらで処理してください」と強引に要求をねじ込む。

こういうときは遠慮して善人になっていても損をするだけ。(それでもほぼ一日無駄にしてしまった。)

ちなみに、こちらにきてから「単純な作業ミス」でどんなのがあったかというと:

●大学のIDの名前が"Nozumi"になっていた。

●銀行のパーソナル・チェックの名前が"Naosumi"になっていた。

●カリフォルニアの免許証のDate of BirthがJuly 31になっていた。(わたしは10月生まれ。)

●ポスターの名前が"No Mitani"になっていた。

●日本あてに出した手紙が自分の家に届いた。

●スーパーのレジやバスの運転手さんがおつり・料金の計算を5回に一回は間違える。

●窓口のお姉さんに、「うちでは発行できません、絶対です! 私はプロですっ!!」とヒステリックに断られた書類が、直接ボスにかけあったら「うちでないとその書類はだせないわね」とその場で3分で発行してもらえた。

●Leasing Officeで、「アパートにおきっぱなしになっているBunk Bedを運び出してくれ」とリクエストしたら、「Double Bedを二つ運びいれにきました」と業者の人がやってきた。

●San Francisco Chronicleに解約通知を出したら、「41セントの切手を貼って残額62セントの小切手を郵送してください」、という通知が41セントかかるFirst Class Mailで届いた。(これはミスではないけれど。)

etc。

「人間のやることなんだから、これくらいのミスは当然」と大らかに構えるべきなのか。うーーん。

スーパーなんかだと、「味見」と称して商品のみかんやイチゴをまるごとつまみ食いしたり、レジにいくまえにお菓子のふくろをあけて、ぼりぼり食べながらそのふくろを「はい、計算してね」とレジの人に渡したりするのが普通だったりするしなあ。。。

性格上、この手のごたごたは「なごやかに、にこやかに、おだやかに」片付けよう、という方針でやってしまっているのだが、それがまずい方向に動いている、ということなのかもしれない。

「にこにこフレンドリーな人には親切にしてあげよう」というのは万国共通だと思っていたんだけれど。

午後。セミナー。ギバードのExpressivismをStroudがたたく(私にとっては)山場だったのだが、ほかのことばかり考えていてまるで頭に入ってこず。

失敗。