19日、月曜。

ぼんやりと、「30年後の大学ってどうなってるんだろう?」とか想像しながら出てくる。

(フランス、ドイツについては考える必要すらないと思うのだが)イギリスかアメリカで、今の日本と同じことって起こりうるだろうか? (つまり、国のトップが、「我が国の高等教育は、学術研究を深めることを目指しません」と宣言することってありうるだろうか?)

なんというか、猛烈な無力感。

むかし、ケベックにいたころ、地理だったか現代史だったかの授業で、「世界地図をdevelopedな国とdeveloppingな国に色分けしなさい」という宿題が出たときのことを思い出した。(もう20年以上前の話。)

正解は、日本がアジアで唯一「developped」な国(青色)に分類されている、というものだったのだが、正解が発表された瞬間、80パーセント以上のクラスメートたちから「え、日本て黄色で塗るんじゃないの(=developpingなんじゃないの?)」と言われたことを思い出した。

そのときは、「いや、車とか半導体とか、授業で出てきたっしょ? 経済的にはうちの国はGNP世界第二位で。。。」とか偉そうにしゃべってた気がするのだが、こと学術行政に関してはいまだに三流の国だったんだな、と。

あくまで「行政」の問題であって、それ以上の含意はない、と信じてみたい気はするのだけれど。

とりあえず授業。