5日、土曜。

文体模写遊びにはまってしまった。

自分の文章をおそれ多くも西田風にしてみたり、某国立大学総長風のひらがな多用バージョンに変えてみたり。

中身は一緒でも印象がそこそこ違ってくるのが楽しい。

「自分の文体」というものを一度真剣に考えてみていいのかもしれない。

練習なしで身につくものでもないのだろうし。

お昼。ネット上の文体診断サイトによると、私の文章って硬いものだと「岡倉天心風味の九鬼周造」、軽いものだと「ちょっぴり松たか子が入った浅田次郎ないし小林多喜二」になるらしい。

へぇ~。

午後。身近な知り合いの文章で勝手に文体診断して遊ぶ。

ちゅうか、こんなことやってる場合ではない。

俺の馬鹿。

夕方。

自分にとっては「先生の先生」にあたる碩学の訃報を聞く。

バークレーでも妙な縁があったんだったな。)

時代というのはこうやって流れていくものだ、と頭ではわかっているのだけれど。

いろいろと考えてしまう。