24日、火曜。

午後にとても不毛な会議が一件。

うんざり。

 というか、こういう場所にいる自分がつくづく嫌になる。

夕方。昼間の一件を振り払えなくて、恩師が書いてくれた自分の博士論文の論旨と講評を読み直している。

「こんなにちゃんと読んでもらってるんだよなあ」と涙が出てきた。

というか、この一文を書いてもらえただけでも十分に報われた気がする。

それに堂々と反旗を翻すというか(って、わたしの博士論文に係る話ではないのだけれど、すくなくともこれだけ大変な仕事をしてくださってる先生方に対して)、「おたくの博士論文の審査ではうちの常勤のメンバーとして入っていただくには足りないのですよ」と宣言してしまえる。

それどころか、「こんな論文かいてる人ではうちの学生さんの指導なんかできないんですよ」と言い切ってしまえる。

「うちの学部にはどんなけ偉い先生方がそろってんだ? (そして、うちの学生さんたちはどれだけ優秀なんだ?)」と呆気に取られてしまう。

ちゅうか、こういう審査してしまったあとで、同じ大学院から候補者が出てきたときにうちの教授会はどういう対応をするんだろう? 今日反対票なり白票を投じた人には、その点に関する説明責任があると思うんだが、まっとうに説明できる人はゼロに近いんじゃないかと思う。

「人生には、ためいきをついてよい場面がすくなくとも何回かはあるのだよ」といい聞かせてひらすらにため息をついてみる。

夜。気をとりなおして並柳で某お祝いの宴。

こちらはかけねなしにめでたい話。