移動日。
名残を惜しみつつホテルを出て空港へ。
「最後だし」と手持ちのユーロを使い切るべくちょっぴり上等のギリシア料理を試してみたり。
しかし、つくづく、ここは(すくなくとも自分にとっては)「食べて飲んでなんぼ」の土地だったなあ、と。
北の文明に毒される前の、南の晴朗なオプティミズムの国がまだ残ってる感じというか。
(ニーチェじゃないけど、青い空と青い海のこんな土地で、どうしてあんな悲劇が書かれたのか、というのをつい考えてしまう。)
午後。そうこういうそばからルフトハンザの機内食はなんと生まれてはじめてのウサギ料理。
北の国の人々もなかなかやってくれますなあ。
なんとなく鶏肉なんだけど、なんとなく違う感じというか。
「何でそんなの食べるの! かわいそうでしょ!」とか怒られそうなので、家の人たちには内緒。
夕方。16時すぎにフランクフルト着。
街をみにいく余裕(度胸?)はさすがにないし、出国審査を済ませて四時間ほどの待ち時間。
さて、どうしたものか。