22日、金曜。

松本は今年一番の寒気でマイナス10度とかなんとか。
 
キャンベラは雨の予報。
 
午前中に某立ち会い検査が一件。
 
…ということで、先方がやって来るのを待っていたのだが、待てど暮らせど誰もこない。
 
15分ほど待ったところで、「ここは日本じゃなかったんだよな」と思いなおしてこちらから事務所に押しかける。
 
そしたら、担当のひとが、「あ、それわたしだわ! ごめんごめん!!」とさわやかにひとこと。
 
なんちゅうかまあ。
 
「おおらかなお国柄で結構ですね」と心の中でいじわるをつぶやいてみる。
 
そのまま引き続いて銀行からの引き落とし手続き。
 
どのみち事務所までは来ることになってたわけなので、手間がはぶけてよかったと思うことにする。
 
これで、住むところまわりの厄介な話はだいたいが終了。
 
ふう。
 
だいぶ楽になった。
 
あとは地元の学校関係ですか。
 
午後。ひといきつけたところでキャンパス内を散策してみる。
 
だだっぴろい。
 
途中、キャンパス内の自転車屋さんに中古で手頃な値段のものがあったので一台購入。
 
(大学内のお店なのに一台2,000ドル越えのモデルとかをあたりまえのように売っている。)
 
「よし、これで市内の見学にでかけますか」と思ったところでタイミングよく雨。
 
しょうがなく、傘をさして歩きでシティのショッピングセンターまで。
 
電気スタンドとか入り用のものを購入しつつ、ふとみつけた安売りショップ(近いイメージで言うと、アメリカのRadio Shackみたいな感じのところ)で携帯電話を物色。
 
一台39ドルとかいう格安のプリペイドモデル(一応アンドロイドのスマホ)があったのでそれを購入。
 
そのままお隣のプロバイダに持ち込んで、とりあえず半年30ドルくらいの格安プランで契約して開通手続きをしてもらう。
 
夕方。家に戻ってわくわくしながら生涯初(!)スマホのスイッチを入れてみたら。。。
 
Wifiは使えるけれど(あたりまえ)、電話機能は当然のごとく不通。
 
まあ、予想の範囲内なんすけどね、この程度。
 
しょうがないのでカスタマーサービスに連絡して、「これじゃ意味ないからなんとかしてくれ!」と交渉したところ、「打てる手はうったのでとりあえず24時間待ってください。それでもダメならなにか手を考えますのでもう一度連絡を」というお返事。
 
そういえば、アメリカにいたときも、(あのときは保険会社をあいてに)ずっとこんなことばっかりやってたよな、とあまりありがたくない過去を思い出す。
 
(いま思うと、あれでけっこう英語力が鍛えられたのかもしれない。)

ひとはこうやって図太くなっていくのです。
 
夜。「ちゅうかいい加減仕事しなければ」、ということで二ヶ月ほど放置してあった月末締め切りの某論文にとりかかる。