15日、月曜。

文科省からのお達しが届きました」というメールを受け取る。
 
「人文社会科学系学部・大学院」については「組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換」に積極的に取り組むべし、とかなんとか。
 
内容的には以前から公表されていたものなのだけれど、いよいよ正式に大学法人あての「通知」として届けられた模様。
 
わたしなんかだと、「論理とレトリックで相手を煙に巻いてなんとなくわかったつもりにさせる方法」とか「プレゼンの技法を駆使して安い製品を高く売り込む方法」とかの授業を担当することになるんだろうか。
 
あるいは、人文系だと、「ビジネスの現場で明日から役立つジョークとユーモアの歴史」とか、「あなたのスピーチ力とパーティの社交術をワンランクアップさせる文学&哲学の名言(実践編)」なんていうのも人気の授業になりそうだ。
 
さてさて。
 
わが社の偉いさんとかだと、「それいいねえ。来年度から共通教育の授業でぜひやってください」とか言い出しかねないのが悲しい。
 
――「対応策として、某大臣とかに大学で哲学の授業を実際に受講してもらうというのはどうだろう?」
 
逆効果にしかならんでしょうなあ。。。