14日、火曜。

共通教育講義。

しゃべりながら、ふと、「この授業とってる人たちの人生で、これから先<カント>なんて名前を耳にすることはもう二度とないんじゃないか」という気持ちになる。

「私は彼/彼女らにとって後世なんの役にも立たない無駄なことをやっている」と考えるべきか、逆転の発想で「私は彼ら/彼女らに人生でめったにない貴重な時間を提供している」と考えるべきか。

今日は心を後者に傾けるだけの気持ち的余裕があるな。

午後。会議(正規)+井戸端会議(番外編)で夕方まで。

よその講座の事情を聞いていると、私ももっと硬派路線で授業をやっちゃっていいんじゃないか、という気がしてくる。

ついでに、演習でやろうとしていることは特論なりの講義科目でもできるんじゃないか、という目からうろこなアドバイス

これは試してみる価値があるかもしれんよな。