12日、火曜。

朝。連休明けでなんとなく気が重い。

午前。授業関係の調べもの。はずかしながら、生まれてはじめてカーライルの文章を読む。

お昼。休日がらみの変則日程で授業ひとつ。

午後。某重要任務で本部へ。白い手袋をはめてジェラルミンのケースを運ぶ。

ふと、毎日ジェラルミン製の小型スーツケースを持ち運びつつ、顔は笑っても眼が笑っていなかった知り合いのことを思い出す。

夕方。本日五時で卒論の締め切り。

戦い終わった戦士たちが廊下をふらふら。悲劇にせよ喜劇にせよ、ドラマはなかった模様。

打ち合わせをひとつはさんで仕上げの会議がもうひとつ。

こんな一日もある。

夜。雪が降り出す。