1日、日曜。

午前。朝一番で自分の発表。諸先輩方からいろいろとコメントをもらう。

なんにせよ、フロアに話をひろってくれる人がいるというのはありがたいこと。

他は、帰結主義の条件とかナベールの自己理解とかコーネルのフェミニズムとか。いろいろあるなあ。

他の人の華やかな話を聞いていると、自分のは歴史を追いかけただけの地味な発表だったのかなあ、とへこみ気味になってくる。

たまには外にでて刺激を受けないと、と思う反面、できるだけ新しいのを読んで、オリジナリティのある斬新な議論を心がけて、とかばっかり考えても結局たいした仕事にはならんだろう、とも思うし。

しばらくは、禁欲的にやると決めたことをやろう。

お昼。雨を避けつつ、会場からははやめに離脱。

新幹線で眠りこんであやうく名古屋を乗り過ごしそうになる。

午後。名古屋から「しなの」に乗るりこむと、なんとなく「家に帰る」というより「今から旅に出る」という感覚。

(東京から「あずさ」に乗り込むときには「さあ、家に帰るぞ」という気分になるのかな?)

心のどこかに「まだ家は京都にある」という意識が残ってるのかもしれんな。

夜。今日くらいは休養しよう、とごろごろしながら小説。なんとなく関西な気分で、『細雪』などをとりだしてみる。