12日、金曜。

午前。授業は休んで目のまえの原稿。

「感覚印象」関係の大きい話を一つ切り落として、これまで触れたことのない新しい話を一つ付け加えることにする。

「新しい話」というのがかなりやっかいなストーリーを含むので、「バランスのとれた、introductoryな日本語の情報源になるものを」という最初の目論見からは外れてしまうのだが。いまのぶんの「前半だけ」では気の抜けたビールみたいな読後感しか残らないだろう、ということで。

でも、そうなると新しいものを今からいくつか読まないといけない。

夕方。お隣さんの誕生日会のおかげで家の音源が半分になる。

夜。テキサスのハリケーン報道みてしまう。

半日ほど、15分ほどの間隔をおいては「ものすごい風が吹いています!! 飛ばされそうです!!」と現場から報告していたレポーターに、ラリー・キングが「出番じゃないときはなにをしてるんですか?」と聞いていた。

レポーター氏いわく、「嫁さんにも同じ質問をされたんですが、ビルのかげの風がこないところでコーヒーを飲んで一息ついてます」というお答え。

ご苦労さまです。