18日、日曜。

午前。今週も近所の教会まで。

哲学史上の「バロック」概念ならともかく、「バロック音楽」といわれてもなんのことかよくわからずちょっと恥ずかしい思いをする。教養がたりんなあ。。。

考えてみると、10年ほど前まではわりとはばひろく音楽を聴くほうだったのだが、その後は文字通り「ぷっつりと」音楽を聴かない人間になってしまった。

たぶん、そのころからなんとなく生活的に(気分的に?)余裕がなくなってきて、「いろいろやらなくちゃいかんしな」と思ってるうちに「音楽なしで暮らす」習慣が確立されてしまった、ということなんだろう。

(そういえば、音楽に詳しい人に「いつ聴いてるんですか?」という質問をすると、「音楽をかけながら勉強してますよ」という答えが返ってくることが多いのだが、わたしにはそれができない。まわりで音がなっているとまったく目の前の本に集中できなくなるんだな。)

音楽でも詩でも絵画芸術でも、いろんなことを知ってる/わかっている人には憧れてしまうのだけれど、「聴かなくちゃいかん/読まなくちゃいかん/見なくちゃいかん」式に自分を強制するというのも抵抗感があるし、べつに社交上の優雅な会話が必須項目として要求されるような世界に暮らしているわけでもないので、「別にそこまでやらんでもいいだろう」ということで話が終わってしまうわけだ。

どちらかというと、半可通じみた話で得意がってみっともない姿をさらすよりは、「わからなくってすんません」と正直に白状してしまうのが気楽だし、自分にはそれぐらいが一番にあってるのかもな、という気がする。

しかし、じゃあ「君は無趣味で無粋な人間だな」といわれて平気なのか、といわれるとちょっと答えに困るわけでもあるけれど。。。