9日、水曜。

午前。Social Ontoloty。

「Status Functionとしての音楽」をめぐる分析。グッドマンってこんなとこまで手をだしてるんだな。

午後。わけあってBAMまで走らされる。

夕方。Tanner Lectures。「Storehouse of valuesとしてのabstract noun」という立場から、marriage, success, democracyのキーワードを軸に近代アメリカの歴史を振り返ってみましょう、というような話。

この種のhistorical narrativeというのは嫌いではないのだけれど、これが本人が意図しているとおり「現在の存在論」みたいなかたちでストレートに伝わってきたかというと。

講演よりも、話の途中で半数近くの聴衆が容赦なく席を立っていくさまに圧倒される。

タナー講義って、昔は四日ほど講義があって、その後に質疑応答、という形式だったと記憶しているのだが、最近では二日しか講義をやらない模様。


(そういえば、フランクファートがしゃべった時点ですでに二講だてになっていた気がするな。)