24日、月曜。

午前。Wallaceの道徳心理学。Obscurity of BlameからMoral Luckとウィリアムズ続き。

午後。院生さんたちとディスカッション・タイム。

なんちゅうか、みんなみんな「自発的思考」にこだわるのは頼もしいのだけれど、中には「おまえ本当に院試通ってきたのか?」というか、「本当にそんなことも知らんのか?」とびっくりすることがちらほら。

ぺらぺら英語でしゃべりやがるので、「こいつらみんなえらいやつなんだろうな」と勝手に思うこんでいたわけだけれど、冷静に考えてみると、日本で言えばまだ修士の一年生とか二年生なんだ。

夏休み前までは学部生だったのか、と思うと知識が少ないのも当然か、と納得。

午後。健康診断の付き添い。保険が利かないので、お医者さんとぺちゃぺちゃおしゃべりしただけで結構とられる。がふーー。

夕方。顔見知りに誘われて、Philosophy of Mindのワークショップというのに顔をだしてみる。

お題は「進化心理学心の哲学」とかなんとか。今日のテーマはコスミデスとトゥービーの論文いくつか。

参加メンバーの半分は認知科学系のファカルティなりポスドク。背景知識のない話ばかりでついていけず。

懇親会ではユニタリアンの牧師をやりがてら趣味で心の哲学をやっている、とかいうおっさんと話す。

こちらでは、懇親会やらバーベキューやらのお金はぜんぶ学部や主催センターもちになっているようで、しかも、わざわざ「会議費」とか「会場費」とか領収証の名目をごまかす必要もまったくないんだとか。

これはうらやましい。