14日、火曜。

時差ぼけでいまいち眠れず。
 
2、3時間うとうとしただけで30時間ほど起きていたはずなのだが、それでも寝られないというのがすごい。
 
朝。宿でトーストとゆで卵程度の朝食。
 
オレンジジュースがひたすら美味しい。
 
日中は言語哲学やら比較哲学関係の授業を聴講させてもらう。
 

わたしのいたころにはちょうど中断されていたらしいのだけれど、”Moral Psychology MeetsCofucian Philosophy”みたいなコースができている。(さすがに人数はちょっと少なめ。)

 
とはいえ、やはりインド・仏教関係は東アジア学科に固定で、哲学との交流もあまりなさそうな様子。
 
まあ、ねえ。
 
だからこそ「誰かがやらなきゃいかん仕事」ということになるわけですが。
 
夕方。ふたたびキャンパス内を散歩。
 
「反トランプ」というか、筋金入りの「元祖バーニー・サンダース・グループ」的な人々がとても活発に活動している。
 
(ただし、一般の学生さんの反応は八割がたが冷めたもの。)
 
同じく、黒人/ヒスパニック系で、「あまりの格差」の上にあぐらをかいているCalの学生たちに悪罵をつきながらキャンパス内を徘徊する人を複数みかけたり。(ただし、これはむかしから結構いた気もする。)
 
街中に出ると、今度は、正統派の(?)ホームレスの人々(おそらく戦争帰り等でいろいろと傷をかかえた人々)はむかしどおり(10年前と同じ縄張りに同じおじさんが座っていた!)なのだけれど、かわりに子連れで「今晩の食べ物がありません」と訴えるお母さんがこれも複数。
 
何年かまえのアテネの風景を思いだす。
 
表面上は同じようでも、やはり、相当「違った場所」になっているということなのだろうか。
 
夜。まっすぐホテル帰るのもあれだし、よく行ったTriple Rockでビール飲みながらうだうだ。

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昔を思い出しながら、しみじみ鑑賞にひたろうとか思っていたのだが、パソコン開くと卒論相談とかが複数来ていてうんざり現実に引き戻される。
 
「昔はむかし、今はいま」と。
 
いや、でも、「思い出す昔がある」っていうだけで結構な救いになるんすけどね。

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