8日、木曜。

イメージ 1 最大の山場はクリアしたし、ゆっくり寝てから古代アゴラまで巡礼の旅に出かける。

ここですか。

ここでソクラテスが哲学してたわけですか。

完全に観光地化してはいるものの、人気が切れた瞬間の廃墟感が「夏草やあ~」って感じで、なんだかけっこう感動してしまう。

お昼。二時間くらいボ~っとしてから散歩がてら旧市街をぬけて地下鉄の駅へ向かう。

途中、みやげ物屋さんの店先に、"the father of democracy, priceless." と書かれたTシャツをみつける。

古代アテネの政治家らしき人物が、アゴラに立って民衆相手に演説をふるっている絵柄。

「某クレジットカードのパロディなんだろうけれど、さすがは民主主義発祥の土地というか、けっこう感動するなあ。これなら買ってかえるのもありかなあ」と思いつつ絵柄をよくみたら。。。

・・・"Priceless"ではなく"Pericles"と書かれていました。

ただの空目でしたか。

午後。ボゴシアンが「直観の哲学的意味について」なんてセッションで話すことになっている模様。

これくらいは聞いときますか。

夜。山を降りて、反対側の丘のふもとのカフェに陣取る。

ホテル帰ってもすることないし、一人旅の悲しさかアテネの夜をとことん満喫してやろう」と地元の人とぎゃあぎゃあ叫びつつ四時間くらい粘ってサッカーみながらの夕食。