19日、金曜。

朝起きたら「なんじゃこりゃ」という気温。完全に秋の風。

一日長袖ですごす。

夕方。ちょっとわけあってジャスコで寄り道。

ミスタードーナツのショーケースをのぞきこみ、自分がドーナツ110個分をかかえて運んでいるところをイメージトレーニングしてみる。

さすがに自転車ではどうにもならんだろうな。

帰り道その後。奇妙なできごとが三つほど連続して起きた。

その一。書店でごくふつうの文庫本を三冊かおうとしたら、レジの数字ががしめて「十五万七千五百七十円」を表示した。「五年ほど勤めてますが、こんなのはじめてです」とは担当の人のコメント。36年ほど生きてますが、わたしもこんなのはじめてです。

その二。途中ですれちがった自転車の人が、両足をあぐらに組んだ状態でサドルに座ったまま目の前を通り過ぎていった。下り坂っちゃあ下り坂になるので、やろうと思えばできなくはないと思いますが。

しかし、これは自転車のりながら電気カミソリでヒゲそってた人をみたときほどの衝撃ではない。

その三。わたしの目の前を歩いていた人が、とつぜんサンダルをぬいではだしで歩きはじめた。

途中で追い抜いたので、その後どうなったかはわからないのだが、すくなくとも300メートルは素足で歩いていたように思う。

なぜそんなことをしたのかはまるで理解不可能。

人間というやつは奥が深い。

ほんの30分ほどのあいだにこれだけ妙な出来事が重なるというのもまれな経験だな。

天変地異の前触れでないことを祈ろう。