28日、金曜。

青空がのぞいているものの、気温は低め。

午前は授業準備。

ついつい、前期の残りコマ数を数えはじめてしまう。

何回数えても減らないってば。

午後。授業ひとつ。

アリストテレスにおける「対象」の概念。

なんとなく中だるみ気味だし、ハッパかける意味で回転数を上げてみる。

今日くらいのペースでしゃべってると本当に快適。

ハンドアウトはちゃんとだしてあるんだし、ぐだぐだ念押しの解説いれずにスピードを上げて進む、というのは一つのやり方かもしれんな。

試行錯誤でやってみるべし。

夕方。共通教育の倫理学

単位が欲しいのかなんだかしらないけれど、「そんなもん逆効果にしかならへんに決まっとるやないか!!」と怒鳴りたくなるほど余計なことをする学生さんがいて唖然とする。

こういう人にとって、教員というのは「人間」の範疇に入ってないんだろうな。

この種の質が悪い連中はほんの一部で、まっとうな人びともたくさんいるわけだから、前者の連中は無視すりゃいいじゃないか、とは思うのだけれど。

呼び出して説教する、っちゅうのもなあ・・・。

「Entfremdung」という言葉はこういうときに使うものなんだろうか、などと思いつつ、猛烈な無力感に襲われて帰る。