19日、火曜。

晴れ。薄川沿いを上って美ヶ原経由で通勤。朝早い時間だと、山辺あたりのブドウ畑を前景に、乗鞍から白馬三山までがパノラマで、一気に、くっきりとみえる。

夕方だと逆光になるので、ここまで見晴らしのよいところだとは気づいていなかった。

雪解けが進んで、雪渓のかたちが私にも見覚えのある夏山の雰囲気に近づきつつある。

午前。例の新型。上陸して四日かそこらであっというまに広がったわけだが、大阪・神戸の人の多いところで始まっちゃった以上これはもう食い止めようがないんだろう。

しかし、兵庫では日本海側まで休校にしておいて、京都市内の学校には手をふれない、というのはどうなんだろう。

関学/関大が休講になってるのはいいとして、立命同志社はふつうに授業をやってるらしい。あるいは、高槻市内は休校中でも山崎とか長岡の学校はふつうに生徒が集まってるわけだ。

そんな状況のなかで、たとえば城崎なり浜坂の学校を休みにすることになにか意味があるんだろうか?

「阪急・京阪沿線の学校は全面休講」とか、それくらい思い切ったことをやるなら「日本のお役人にもえらいのがいるもんだ」と思えるのかもしれないけれど。

いずれにせよ、ここまで広がると、あとは「こっちまで来るんだろうか」ではなくて「いつこっちに来るんだろうか」が問題になるわけか。

個人的に、「インフルエンザ恐怖症」みたいなものが心のどこかにひそんでいて、どうにも落ち着かない。一度ひどい目にあってるぶん、二度目はないだろう、と根拠のない希望的観測で自分を落ちつかせてはみるのだけれど。