15日、月曜。

朝。くもり。

新聞によると今日の気温は東京より低くなるらしい。

午前。予算不足で、カリフォルニアの公立学校も相当厳しい状況になっているようで、このままだと音楽とか体育の授業が来年以降なくなってしまう可能性があるんだとか。

もともと、カリフォルニアは教育関係の予算がとぼしいところで、たしか公立学校一校あたりの予算配分額は全米で40番台後半だったと記憶している。

で、結局、保護者からの寄付でそのへん不足をまかなうしかない、ということになるわけだけれど、聞いてみると寄付金の集め方というのも地域によってかなりの差があるらしい。

バークレーの街中で、いわゆる一般市民が暮らすあたりの学校だと、電話したり直筆の手紙をだして催促したりしつつ、PTAの役員さんたちが一家庭あたり20ドルとか30ドルの寄付をかき集めてくる。

これだとちょっとたりないので、休日に校庭を駐車場にしたりバザーとかオークションの売り上げを加えたりして総額で50,000ドルくらい。

そのお金でなんとかやりくりをして、パートの先生をやとうなりしてなんとかやっていきましょう、というのが一般的なパターンだろう。

ところが、Kensingtonの高級住宅街にある高級公立小学校(?)になると、一家庭あたりの「最低寄付額」が2,500ドル、それプラス年に何回かのFund Raising Partyというのがあって、その売り上げが一晩で10万ドル(!)以上、とかいうことになるらしい。

なんちゅうか、丘の上な話。

午後。雨が降り出す。寒い。