23日、日曜。

快晴だが風が冷たい。

午前。一部、比較文学の人たちのあいだで進行中の中傷合戦(というか野次合戦に近い)の顛末を聞く。

なんちゅうか、ものすごい話で、こういうのを聞くと文学部とか哲学科とかいうのは平和で穏やかないい場所だなあ、としみじみ感じてしまう。

(まわりからみると、いわゆる「文学部」と「比較文学」のあいだに違いなんかないとしか思えないんだろうけれど。)

ソーカル事件」なんて、「あっち側」にいっちゃってる人からしたら「なにをほざいとるか、阿呆が」程度の話でしかなかったんだろうな。

午後。これまで読んだ材料でなにか書けないだろうか、とあたまをひねってみる。

夕方。できることなら、去年にもどってAyersとMartinのセミナーをもういちど聞きなおしてみたい。

あれに刺激を受けていまの路線の仕事をはじめたわけだけれど、いま思うとまったく見当違いの受け取りかたしかできてなかったんじゃないか、と。