3日、水曜。

午前。先週は出張で休講だったCampbell、「意味の理論」。

なぜ「言語」や「真理」や「意味」が問題になるのか、という大枠のイントロダクション。

知らなかったんだが、ユーモアにあふれた話しかたをする人で、5分か10分に一回は教室が笑いにつつまれている。

スコットランドなまりは今日も全開。このしゃべりかたでないと、あの独特の雰囲気というかオーラはでないんだろうな。

メインの筋書きをよそに、授業で使えそうな「小ネタ」ばかりをメモしている自分が恥ずかしい。

ネタ関係の部分だけノートが日本語になっているのは、やはりまわりの目線を気にしていたんだろうか。

続いてJayの「自由と責任」論。

今日はアンセルムスの「選択」理論について。

午後。サールが大っ嫌い、と公言してはばからないDさんと会う。

60年代にバークレーで大学院生をしていて、Free Speech Movementなんかで学生側にたって口あたりのいいことを言っていたくせに、サンフランシスコ界隈のsocialiteになるやいなや手のひらを返したような態度をとりだしたのが気にくわないとかなんとか。

「あの人は毎年授業の中身がおんなじで・・・」とか、坊主にくけりゃ袈裟まで」式にやられるとさすがに引いてしまう。

もうちょっといい人だと思うよ、と、やんわりなだめてはみたのだけれど。