25日、月曜。

午前。慣れない書類と格闘。

午後。バークレーの市役所からサンフランシスコの総領事館までお役所めぐり。

前者は三分でカタがついたのだが、後者でばかみたいに時間を取られる。

前回きたときもそうだったのだが、典型的なお役所仕事で腹がたつまえにばかばかしくて笑い出してしまう。

でもまあ、お役人というのはこれくらいやかまし屋でないと困るのかもしれないな。適当なやっつけ仕事をやられるよりは、ミスなくきっちり処理してもらったほうが結局は得するわけだろうし。

帰り道。ジャパンセンターで、ヒゲの哲学者のご学友だという高名な物理学者兼評論家の新書が平積みになっていたのを買って帰る。

軟派なサブカル連中なんかくそくらえ、硬派に「世界全体を引き受ける」気概をもって新しい「知のヴィスタ」を切り開こうではないか、とかなんとか。

怪気炎はあがっているのだけれど、入り口あたりにたむろして吼えまわっているばっかりな印象。

売れすぎちゃったもんだから、ネタ切れでも起したとかそんなんなんだろうか?