17日、木曜。

ここしばらく、時間が細切れでどうも落ち着かない。

午前。あげるつもりで他人に回した本たちが、倍になって帰ってくる。「やあこれでスペースが空いた、と喜んでいたのだが、いずれ海を越えて引っ越しすることになる人間は同じことを考えるものらしい。

午後。ふと目についた浪人小説を読みふけってしまう。

ちょっとした気分転換のつもりだったのだが、どうにも身につまされてだめ。

夜。事実は小説よりも奇なり、とか。あんなこととか、こんなこととか、他人事ではないのですよ。

ふう。