27日、金曜。

イメージ 1 今日もサクラメント

朝。しばらく、世の中の動きと切り離されて生活していたのだが、なにげなく新聞を手にとって驚く。Central Valley全域で山火事が多発していて、とくに北部は煙の影響で大気の状態がよくないので外出は控えるように、というお達し。

そういえば、昨日も北のほうの空がやたらと黄色くて、カリフォルニアでも黄砂が飛んだりするんだろうか(どこから?)、などと馬鹿げたことを考えていたのだが、これだったんだな。

考えてみると、山火事やら竜巻やら洪水やら豪雪やら、この国では年がら年中ひっきりなし、なんらかの自然災害がどこかで生じているわけで、中西部保守層なんかの環境問題に対する盛り上がりの欠如なり意識の低さというのはこのあたりと関わりがあったりするのかもしれない。

要するに、彼ら/彼女らの深層の感覚としては、自然というのはいったん牙をむくと人間の手にはおえない獰猛な怪物であって、圧倒的な破壊力をもったこの化け物を自分たちの手で守ってあげる、などという話がどこからでてくるのか理解できない、という。

いやまあ、あくまで勝手な想像にすぎないわけですが。

午前。本業。いろいろ考えてみたのだが、やっぱり論点をうまく整理できない。

同時並行で走ってるラインが多すぎて、本線がどこをどのあたりに向けて走っているのかをすっきりと出すやりかたがみつからないんだな。

さりとて、何もかもをつまみ食い感覚で放り込んだ旅行ガイドみたいなものを書いたってしょうがないわけだし・・・。

もったいないけれど、書いたものは捨てて路線を変更することに決定。

クロノロジカルに縦のラインを追いかけてみることにする。

お昼。そこそこ苦労したぶんをゴミにしてしまってちょっと脱力。気分転換がてら、ドラマやらダンスやらのパフォーマンス会場をのぞきに出かける。

なんちゅうか、レベルが高いぞ。

歌のほうもそうなのだが、これだけの講師陣がこれだけのことをやって参加費が一週間20ドル強、というのだからちょっと驚き。

哲学でもだれかこういう長期ワークショップ合宿みたいなのやってくれないかな?

あ、APAとか国際哲学会とかがこういう感じのイベントになってるわけか。

そういえば、ソウルの本番がもうすぐだ。