22日、火曜。

急に寒くなる。日本にいるような寒さ。

午前。ちょっとした用事でElmwoodまで。あっというまに片付いてしまってすこしばかり拍子抜け。

午後。冬休みが終わって今日から春学期。

ひとつめはBarry Stroudのセミナー。テーマは準備中のBook Manuscriptの検討。

日常的理解においては「世界に属する」とみなされるが、形而上学的考察においては「ただ世界に投影されただけ」とみなされざるをえない思考の諸カテゴリーについて、形而上学的verdictと日常的理解のあいだに生じる齟齬をどう処理すればよいのか、というような話になるらしい。

実際の考察対象としては、因果性、必然性、価値という三つのカテゴリーが扱われる予定。

(どんなビッグネームでも、会ってしまえばただの人、というのは今回も真実だった。)

夕方からもうひとつ、今度はMacFarlaneのセミナー。テーマはassessment sensitivity。

「評価の文脈」に応じて真偽が決まる言明の意味論的モデルを構築してみよう、という試みらしい。

テクニカルな議論はしないようにします、ということなのだが、さて。

ちなみに、出席者は半数が数学・論理学講座所属の院生たち。なんだか京都に戻った気分。