26日、土曜。

くもり。

朝からサンフランシスコへ。

空き時間にMacFarlaneの書いたものを読む。ふだんの何気ない話を聞いていても思うのだが、圧倒的な頭の切れを感じさせる人。

なんとうか、かれの議論の追い方をみていると、頭の中に特殊な画像解析ソフトみたいなものが備わっていて、わたしみたいな人間にはあいまいな形でしかみえてない抽象概念でも、かれにはその内容が細部にいたるまでクッキリと再生された形でみえているんじゃないか、としか思えない。

どんなに複雑な概念なり議論を扱っていても、コンピュータの基本性能がいいもんだからズームイン/ズームアウトが超高速で簡単にできてしまって、普通は苦労しなければなかなかみえないところでも簡単にフォーカスをあわせられてしまう人間が世の中にはいる、ということなんだな。

マクダウエルなんかもそうか。

ただ、かれの場合は「じぶんがいま何をみていて、どうしてそんなものがみえるようになったのか」をまったく説明してくれないもんだから、周りの人間にはかれの目に何がみえてるのか検討がつかず呆然とするしかないことになるわけだ。

サウスカロライナオバマが圧勝。マッチ棒みたいで頼りないな、と思っていたら、勢いに乗じてオーラがでてきた感じ。

勝利宣言の中継なんかをみていると、この人にならついていってみてもいいんじゃないだろうか、という気にさせられてしまう。