26日、金曜。

午前。Wallaceの授業は変則的に質問の時間。

フランクファートのsecond order volitionは道徳の要求とどこまで整合的でありうるのか、という点に議論が集中する。

道徳心理学」の授業だしな。

お昼。Gordianと昼食にでかけて話しこむ。「民族」で人を評価するのは危ういことなのだろうけれど、この人に関してはいつも「ああ、ドイツ人なのだなあ」と思ってしまう。

いわゆる「アメリカ人」の開放的な明るさもいいけれど、ヨーロッパの人びとがみせる陰影にとんだ静謐さ、とでも呼ぶべきもののほうが日本人の心にはしっくりくるところがあるのかもしれない。

夕方。「ふつうのコーヒー」を注文したらキャラメル入りのコーヒーがでてきた。