十月最終日。おばけたちが帰ってくるというハロウィーン。日本風にいうとお盆。
かぼちゃだし。
午前。道徳心理学はWatsonのFrankfurt批判二回目。
お昼。Social Ontology研究会。Skyrms。"Positive Correlation"と呼ばれる経験的証拠を使って、「公正な行動に向かう人間の傾向性」という従来のゲーム理論の予測を逸脱する現象を説明してみよう、という試み。
名前すら知らなかったが、経済学の哲学とかゲーム理論の分野ではかなりの大家らしい。
サールの反論は、「個人の選好や効用から出発するゲーム理論や意思決定理論では、現行のinstitutionに備わるdeontologicalな側面を説明できないのではないか、といういつものもの。
声の大きいジョン・サールは絶対に負けない。
終了後、遅めの昼食。サリーを着たお姉さんが指でカレーを食べていた。生まれてはじめて目にする光景だったが、うっとりするほど上品な景色だった。
指の動かしかたとか、動作のひとつひとつがものすごく優雅。
スプーンでガツガツやってる自分が野蛮人に思えてくる。「あなたは食べっぷりがいい」とかいわれて単純に喜んでいる場合ではない。