30日、木曜。

朝。あわただしく、「日常」のルーチンが動き出す。

始まったらはじまったで、おなじことを毎日くりかえすのもそれなりに大変。継続は力なり、とか。よくいったもんだ。

午前。ドレイファスのハイデッガー。学部生むけに『Being and Time』を、well-known Professor Dreyfusが解説を加えつつ読む、という授業。

なんというか、完全にもうろくじいさんだな。『存在と時間』前半部でのDaseinに関するハイデッガーの記述を整理しつつ解説する、という予定だったのだけれど、「これはもうしゃべりましたっけ?」とか、「あれをしゃべるつもりだったんだが、あれはテキストのどこだったっけな? ああ、あったあった」とか。

稽古不足ですよ、大先生。古典落語にすらなりやしない。

午後。プリンターを物色。日本語フォントがきっちり印刷できるか、というのが不安だったのだが、どの店でどの店員さんに聞いても「最近のものはどれを買っても大丈夫ですよ(というか、そんなこと心配してるひとは初めてみましたよ)」、というような返事ばかり。

HPの小型白黒レーザーで一万三千円ほど。日本で同じような性能のものが二万円近くしていた記憶があるので、コンピュータ関連製品はかなり安く手にはいるということらしい。(そのかわり、USBのケーブルが付属品ではなく別売だったりしたのだけれど。)

夕方。自宅の電話も開通したもよう。電話関連もずいぶん安くで済むらしい。

夜。ぶらぶらと「むさし」。