12日、火曜。

朝。ドイツ語。なんとなくゴールがみえてきた。めでたい。

午後。変則日程の一日。

夜。Louis Menand, "The Metaphysical Club"。民主主義的理想へのこだわりが、結果的に南北戦争ないし自国民同士の(歴史上最悪規模での)殺戮合戦を呼び起こしてしまった。だとしたら、いかに「合理的」にみえる原理であったとしても、それへのファナティックな追従よりは可謬主義的で柔軟な対応を原則とするスタンスをとったほうがよい帰結を産み出すのではないか――。

オリバー・ウェンデル・ホームズを中心に、プラグマティズムの思想史的背景を南北戦争アメリカ知識人に対する影響、という観点から描きだすこともできるのではないか、というのだけれど。

はずかしながら、南北戦争プラグマティズムの関係、というのはまったく考えたことがなかったな。

しかし、「永続するフロンティア」的な自己意識を形成するうえで、「新しい民主主義」を旗印とするからこそ生じた内戦の意味をどう消化・吸収するか、というのは間違いなく大きな問題だったんだろう。いわれてみれば明治維新と西田の関係、みたいなところがあるわけか?

だとすれば、考えたことなかったのがはずかしくなるくらい大きな問題だ、ということになるわけだなあ。。。

しかし、「ここ百数十年で一番たくさんの人間を殺してる原動力は民主主義の理想であった」からといって、平和ぼけニッポンばんざあい、とかいいだしたら白い目でみられることになるわけで。うーーん。

朝:トースト。昼:チャーハン。夜:野菜カレー。