24日、日曜。

朝から雨。ソフトボールは中止の模様。

頭がぼんやりして動かない。

しようがないし、授業で使おうかな、と思いながら遠藤周作の本を何冊か。

なんというか、圧倒される。はじめて読んだのはまだ高校生か教養のころだったんだろうか? (『深い河』は作者の訃報をきいて買いに出かけた記憶がある。)

沈黙を破らないかわり、「私を踏みなさい」と語りかけるキリスト。「奇跡」や「救済」といった幻想を冷厳と突き放しつつ、「心の中での転生」を伝えるヴァーラーナスィの物語。

ある意味、ジェイムズ的なモチーフと重なるところがあるのかな。

「希望にみちた再生と救済」じみた偽善は語られないかわり、テイラーじゃないけれど、

"We don't understand what's going on unless we understand that as human beings we are spiritual beings."

というメッセージは一貫している。

教室で話しても学生さんには通じんかもしれんな。

朝:  昼:  夜: