19日、火曜。

午前中に授業ふたつ。
 
一限の大講義は思ったより人数が減らない。
 
「別に興味はないんですけど、この時間は他に授業もないんでとりあえず取ってみました」的な人びとの存在感が非常に強くて苦しい。
 
「専門外の人が受講する専門の授業」ってどうしたらいいのか本当に途方に暮れる。
 
(一年生向けの必修大講義とか、「専門」の枠を離れて「リベラル・アーツとしての哲学」でしゃべるならまだなんとかなりそうな手応えはあるのだけれど。)
 
二限目は話の通じる大学院演習。
 
「こっちがデフォルト」だとか幻想を抱きはじめたらそれが不幸のもとなのだと心得ること。
 
現実は、「こっちが特別ないし例外的」なのです。