京都経由で家に戻る。
夕方。新幹線のホームで懐かしい人とばったり。
むこうは昔と変わらず上品というか、都会的に洗練された立ち居振る舞い。
もうちょっとこう、わたしが颯爽とした格好でもしていれば「ドラマチック」とはいわんまでもそれなりに風情があったのかもしれんが。
さすがに、「ぼさぼさ頭にデパ地下で仕入れたビールとおつまみのビニール袋を両手に抱えて」というのではさまにならんわな。
ねえ。
十年ぶりぐらいに再会してこれっちゅうのもな。
ははは。
こういうときの「元気そうで変わってないね」は「成長してないね」と同義なんだろうな。
もういっかいははは。
まあ、これがわたしなんだと言えばそれまでの話か。