昨日のご活躍がたたって頭が重い。
「わたしが悪いわけではない」と言い訳して某先輩ご推奨の百万遍/下鴨/木屋町な小説をごろ寝して読む。
この種のできごとが決して奇妙奇天烈ではない場所だったよなあ、と。
「事実は小説より奇なり」という言葉を思い出した。
だるま片手に緋鯉のぬいぐるみ背負ってキャンパスを駆け抜ける黒髪の乙女、なんて当たり前のように受け入れてくれる空間だっだ気がする。
つくづく、我が社の現状が悲しいというか、「キャンパスで歩きながらタバコ吸って何がわるいんだ」というか。
ねえ。
わたしが一回生のときなんか、授業中にタバコと間違えてチョークに火つけて吸おうとした教員がいたんだぞ。
なんにせよ、あまりのなつかしさについニヤニヤしながら夢中になっていると、様子をうかがいにきたまわりの人間から不審な目つきで眺められる。
午後。無性にピーナッツバター(ただし甘くないやつ)が食べたくなる。
ときどき「あれ食べたい」の衝動に教われるのだが、ピンポイントでピーナッツバターははじめての経験。
夕方。スーパー行ったらお目当てのピーナツバターがなかった。
ここのスーパーはいつきてもあれっちゃあれなんだが。(こないだはアボガドがなくてさすがに往生した)
国道沿いまで下りるのも面倒だし、ふと目についた「大阪自由軒の名物カレーふりかけ」を購入して帰る。
織田作ゆかりのあれなんだが、現物食べたときに「どないせえっちゅうねんこれ」と思った記憶がある。
まあ、言ってみればピーナツバターの代理ですから。あまり期待せずに。
織田作ついでにスーパー前の書店で百万遍な人の小説を買い足して帰る。
夜。代理だったはずのふりかけがけっこうな活躍をみせてくれた。
人生わからないもの。