17日、月曜。

午前。セラーズ。deVriesとかWilliams(アメリカ人のほう)とかが、50年代中盤から60年代はじめにかけて「感覚印象」の扱い方が大きく変わっている、という話をわりと強調しているので、そのあたりを調べてみる。

以前にも思ったのだが、ブランダム版の「経験論と心の哲学」だと1963年に書き足された重要な註がごそっと抜け落ちてしまっている。

「56年の原版を尊重する」という特別な方針でもあったんだろうか?

午後。手紙のたぐいをみていてびっくり。セラーズをエールからピッツバーグに引っぱったのってグリュンバウムだったのか。

いや、言われてみれば当然の話なのか。びっくりするほうがおかしい?

夜。就職が決まっていなくなるFと会う。Gも参加。

「アイデアが浮かばないときにどうするか」という話になって、「とりあえず歩きまわる」というのが全員共通の方法だとわかる。