27日、水曜。

晴れ。

午前。Social Ontology。M. Tomaselloの"Collective Intentioality naturalized"。スピーカーはイギリスのエクセターからやってきた人。

"we-ness"とか"we-consciuousness"の構成、というのが問題になったのだけれど、「サールの議論を援用する」と宣言しているわりに、collective intentionalityのindividual dimensionへの還元を認めるというのがトマゼロたちのプログラムになっているらしく、サール自身は「まったく同意できない」という返事。

個人的には、動物行動学のレベルで話が進められているわりに、「WE/otheres」というか、「敵/味方」に関する原初的・本能的なレベルでのsocial identificationの契機が(collective intentionalityの説明から)抜け落ちているのはおかしいんじゃないか、という話をだしてみたり。

さしあたり、deWaalなんかも読みながら夏の会議にむけて勉強してみましょうか、という話になる。

午後。用向きでEmeryvilleまで。

本音をいうと、こんなことしてる場合ではないのだが。