29日、土曜。

今日も寝過ごす。そもそも起きる気がないのかもしれない。

天気は霧雨。

午前。Tさんからお借りしたDVDをみたりしてゆっくりすごす。

午後。読み続けている本にケリをつけよう、とペースをあげてみたが、急いだぶんだけ中身も飛んでしまう。

夕方。気分転換にLouis Menand, "The Metaphysical Club"。

題名どおり、パースたちの「メタフィジカル・クラブ」周辺に集まったプラグマティストたちの知的交流を丁寧に追いかけてくれた本。

日本で最初のほうだけ飛ばし読みして、時間ができたらゆっくり読み直そう、と思いつつ置き去りになっていたもの。

南北戦争の背景と影響、ルイ・アガシウィリアム・ジェイムズの関係、チョーンシー・ライトなりウェンデル・ホームズのような「名前だけは知っていた」人たちの詳しい情報、等、内容量がものすごく豊富。

パースに限らず、当時のプラグマティストたちがとてつもなく複雑な知的背景を抱えていたというのが「これでもか」というほど伝わってくる。

ジェイムズとかパースとか、自分にもこの人たちのものがまともに読めるようになる日がくるんだろうか?