1日、金曜。

晴れ。六月だ。

一限演習。ドレイファスとチューリング

昼下がり。書類関係の作業を少々。お役所仕事とはいえ、あまりのおそまつさに怒り心頭。

だれが空欄にチェックをいれようが内容にまったくかわりはないんだから。杓子定規にやりゃあいい、ってもんでもないだろう。

いらいらしながら書類を書き直すあいだに、先日とある先輩から聞いた話を思い出す。

先輩いわく、パワーポイントとか、スライドの類を使うと学生さんたちはその内容をほとんどノートにとらない。ところが、黒板に文字なり絵を書くとなにも考えず自動的に手が動きだす傾向がある。これだけでもかなりの話だとは思うのだけれど、この先輩は先日市内某所の大学でついに『ノート提出はあるんですか?』という質問をされたんだそうな。

おそらく、(小学校なんかでやっている)「ノート提出」があって先生がノートをチェックするのであれば、自分も黒板を番書しておかなければならないが、「ノート提出」がないのであれば別に黒板の情報なんて写さなくてもいいだろう、とこの学生さんは考えたんだろう。

今日のお役人もこの学生さんも、「規則にさえしたがっていれば安心」、「規則の意味は考えずに、盲目的に従うことがなにより大切」と考えるところでメンタリティが通底してるんじゃないかという気がする。

なんというか、怒りというより悲しい気分になってくる話だな。

午後。しばらくなにも進められてなかったのに、セティヤやらなんやらの本が届いてしまう。破綻への道がみえてきたというか地獄の一丁目にさしかかったというか。

「中期スケジュール」なり「一週間のノルマ」なりをたてて、スケジュール管理でもするかな? 定期試験まえとかに、むかしはよくやったなあ。30分きざみで詳細な勉強のスケジュールを作ったりしていた記憶がある。

しかし、スケジュールどおりに勉強できる人間であったなら、わたしもいまごろは偉大な研究者になっていた、ということなんだろう。

→→教訓から学ぶべきこと:できたためしのないことはいまやってもできない。

夕方から衣笠。

朝:パン。昼:生協。