31日、木曜。

3月も終わりですか。
 
はやく来月のセミナーの目処をつけないといけない。
 
いったん手元の仕事を中断してそちらに時間をまわす。
 
Make hay while the sun shines.
 
夕方から定例セミナー。
 
ウィスコンシンのマイク(アパートのお隣さん)+バスケット仲間のマットで”plausible permissivism”
 
「同一の証拠に基づくかぎり、対立する諸命題のなかから合理的に支持可能な命題はただひとつしか存在しない」ことを主張するuniqueness主義者(Feldman)に反対して、複数の命題が合理的に支持されうる可能性(permissivism)を擁護する。
 
数学的なところ抜きでしゃべってくれたのでかなり助かった。
 
ただし、「合理性」ということで、ベイズ主義というか手続き的なモデルが疑いようのない前提として置かれているので、わたしみたいなプラグマティズムよりの人間にはちょっと相性の悪い議論。
 
「すべての合理的推論に共通で、かつ、個別の推論に対して高階の位置に立つ合理性の概念」みたいなのが出てくるんだがしっくりこない。


「個別の推論様式の歴史性(Feldmanの議論ではこれが鍵概念になっている)とこういったumbrella型の合理性ってどうかみあうんすかね」みたいな質問をしてみたのだが、案の定うまく伝わらず。
 
そもそもの出発点が違ってるときって、議論をかみあわせるのが難しい。

こういうとき、「ブランダムって偉大だなあ」と思う。